被災地より

まだネットに繋がらないので携帯から失礼。久しぶりのネット復活がこんな形とは思いもよらずー。

今回の地震ではご心配をおかけしました。停電中で携帯の充電もままならずワンセグもセーブして使い、なにしろ電話もネットもほとんど繋がらない状態で、情報はラジオが頼りでした。
宮城県他の映像がなんかとんでもなかったみたいですね。当事者ほど知らなかったり。

地震当時の話は次に回すとして、家も家族もおねこさまも元気です。一匹地震の最中に行方不明になりまして、寒い夜だったこともあり心配していましたが、次の日の朝に仏壇の裏で震えていたことが判明。しばらくご飯もろくに食べずに隠れている状態でしたが、コタツの中でくつろぐ位に元気になりました。

家は昨日の夜に電気がつきましたが、まだな地域も多いです。ガスも水道も復旧には3週間位かかるらしく頭が痛いですよ。飲む方はともかく、髪も身体も洗えないのがきっついです。洗濯出来ないのもつらいよう。
仙台も深刻な物不足で、ガソリン、電池、充電器、ウェットティッシュ類、ろうそく、パンやお米、生鮮食品類はほぼ全滅。サランラップもきっついかな。カセットボンベも手に入りにくい。マジ欲しいっす。
水やお茶も厳しいけど、まだなんとかなる感じ。水の要らないシャンプーはすでに売り切れー。考える事はみな同じです。
面白いのは、長蛇の列の薬局で、大量に売れ残るダイエット食品。ダイエット物は幸せの象徴ですな。

お店も給水も1時間待ちは当たり前、3時間待ちだって普通な状態ですが、皆さんほとんど文句も言わず、辛抱強く待っているのが印象的です。愚痴は言っても、すぐに長蛇の列に並びに行きます。
未だに信号は付かない所も多いのですが、交差点でも皆で譲り合い、人も通してくれて、大変マナーが良いです。クラクションも鳴りません。運転マナーの最悪な仙台とはとても思えません。
水も足りないのですが、自販機を壊そうとするような不埒者は居ません。震災の直後に、電気がなく刻々と暗くなる中、電卓叩きながら店内の物を売ってくれたコンビニもありました。買う方も、買い占めるような人もいず、皆きちんと並んで買っていました。お店の人に感謝の言葉を忘れる人も居ませんでした。
日本人すごいよ。皆誇るべき(・∀・)

ワンセグ付き携帯は、出始めの頃に「地震の時に便利」と言われて買ったのですが、まさか本当に役立つ日が来るとは思いませんでした。仙台の中心部から家まで歩いて帰る日が来るとは思いませんでした。
備えは大事です。本当に使う日が来る時もあります。どうか準備はしてください。

ではまた。